親子でロボット作りにチャレンジ2021.11.13
新型コロナウィルスが一旦落ち着きを見せたとある秋の週末に、学校の図工室を借りて児童17名(保護者を含めると33名!)によるロボット工作イベントを開催しました。
2019年8月に開催して以降、2度目の開催となった本イベント。申し込み殺到によりすぐに定員が埋まってしまいました。
ロボットは後述するファボラボ鎌倉の支援により、レーザーカッターによる本体部分の切り出しから、3Dプリンターを使った歯車パーツやモーターベースの作成、スイッチボックスの穴あけ、ハンダ付けによる電気回路周りの接着など、ほぼ全ての部品をおやじの会のメンバーで自作し、パッキングをしたうえで児童に配付して、組み立てを体験するイベントとしました。
本イベントのクライマックスであるデコレーションは、各児童が工夫を凝らして、まさに世界にひとつだけのオリジナルロボットを作り、皆の前で発表をしてもらいました。大人も子供も楽しめる、非常に面白いイベントとなりました。
<事前準備>
今回のロボットは、「FabWalker(ファブウォーカー)」という4足歩行ロボットキットをファボラボ鎌倉の協力の下、幸ケ谷小学校おやじの会のロゴ入りオリジナル品として作成したものになります。
事前準備は8月に早めのお盆休みを取ったおやじ達によって実施されました。おやじ達は朝早くに鎌倉に集合して、ファブラボ鎌倉の工房にお邪魔しました。行ってびっくり!ファブラボ鎌倉は秋田県にあった築約130年の酒蔵を移築したものでした。
作業をしていると、何組かの観光客の方が「これは一体どういう建物なのか」と建物の中を見学していきました。人力車の撮影スポットにもなっているようで、蔵前に人力車を止めて撮影している姿がちらほらと。
さて、事前準備の内容ですが、歯車やモーターベースは3Dプリンターを使って作成しました。
足やボディは最新のレーザーカッターを使って作成しました。
レーザーカッターの特徴を生かして、おやじの会のロゴの刻印も入れてもらいました。
配線加工や細かなパーツの組み上げ、はんだ付けなど、細かな作業の連続でほぼ丸一日がかかりました(笑)。
おやじの力を結集して、パーツを組み上げるとこんな感じに。壮観ですね。これをパッキングして工作イベント会場に持ち込みます。
<開催日当日>
当日は秋晴れとなりました。おやじ達もコロナ禍でイベントを控えていましたので、まさに久々のイベントとなり、ドキドキ。
ロボット組み立てを説明しているおやじは実は1年目で、参加者以上にドキドキ。
説明を聞く児童も保護者も、どんなロボットを作ろうかとワクワク・ソワソワ(早く作りたそう)。
さあ、作業開始です。今回は1~3年生の児童がメインだったこともあり、説明スライドを配布して各人のペースで進めてもらうようにしました。徐々に作業に没頭する児童(+保護者)。1テーブルに1人のおやじがサポートに付くという手厚いサポートの下、進めました。
「歯車の大きさ」や「足の長さ」によって動き方を変えられるため、皆どういうロボットを作りたいのか、結構悩みます。
ロボットが出来上がったら、デコレーションに進みます。今回はおやじの人たちが持ち寄った様々な即席デコレーショングッズが揃いました。過去最大の品揃えではないでしょうか。
そして独創的なロボットが次々と生まれていきました!
最後は皆の前で発表会を開催しました。3年生から順に、ロボットの名前と工夫した点を発表してもらいました。ロボットの名前で驚き、動かして笑い、工夫した点を聞いて唸るという、保護者も児童も一緒になって楽しめる、素晴らしいイベントになりました!
本イベントは神奈川新聞でも取り上げて頂きました!
世界で一つだけのロボット作ろう 横浜の小学校で親子教室(2021.11.14)
https://www.kanaloco.jp/news/life/article-744882.html
非常にユニークで独創的な17台のロボットでした。ぜひまたお会いしましょう!
【おわりに】
本イベントは下記2団体のご協力を得て実現することが出来ました。誠にありがとうございました。
・ファブラボ鎌倉 様
・東神奈川学童クラブ 様